こんにちは。
根っこcareセラピーのAYUMIです。
カウンセリングでよく
子どものことを見ていると心配で仕方ない!
というお話をよく聞きます。
「子どもがお友達とうまく馴染めるか?」
「子どもがお友達にいじめられないか?」
「子どもが自分と同じ気持ちを体験して辛くならないか…」
そんな方に私がいつもアドバイスするのは
「親が先回りして心配することはない」ということ。
子どもは親とは別の人間だということを
ついつい自分の子どもになると忘れがちになってしまうのですが
子どもが感じることは、親とは違うかもしれないし
一見ネガティブな体験に見えても
感じることはマイナスばかりでは無いはずです。
そして
子どもが自分で考える前に
あれこれ手を差し出して対処してしまうと
子どもの心の自立も妨げてしまいます。
うちの子も
「今日、サッカーで仲間外れにされた」
と言ってきた時がありました。
親としてはすごく辛い気持ちになって
「やっぱりこの子は〜だから…」
「今後も同じようなことがあったら…」
と、過去や未来も引っ張り出して一瞬不安に駆られたのですが
本人は案外ケロッとしていて
「ああいうやり方はダメだよね」
と冷静に判断していて
別の日には普通に仲間外れにした子と仲良く遊んでいました。
私が先回りして
仲間外れにされないように働きかけていたとしたら
子ども自身で解決する力はつかなかったんですよね。
子ども自身で解決する力を信じることが
まず大事なんだと痛感した出来事でした。
もちろん
お子さんが辛そうだったり
助けてと手を伸ばしてきたら
その時は一緒になって考えてあげてほしいですが
それまでは「親は見守る」ことが大事だと思います。
どうして
子どものことで不安になるのかというと
もちろん子どもが大事だからということは大きいのですが
「子どもに自分を重ねすぎている」
という点も非常に大きいと感じています。
自分が子ども時代に経験したことを
「子どもには経験させたく無い!」
「辛い思いをさせたくない!」
という気持ちが強くなってしまうのですが
同じ状況になったとしても
感じ方は人それぞれ千差万別で
子どもが絶対に自分と同じ気持ちを感じるわけではありません。
さらに、あなたも必ず嫌な体験から得られた教訓のようなものがあるはず。
それがあなた自身を強くしてくれるものではありませんでしたか?
先回りして心配して
転ばぬ先の杖を与えてしまうということは
そういった心の成長も妨げてしまうということなのです。
親という字は「木」の上に「立」ち「見」ると書きます。
この字が表すように近くなりすぎず、離れたところからサポートするだけでいい。
そんな言葉を胸に留めておいてくださいね。
私のカウンセリングでは
近くなりすぎてしまった親子関係を見直すきっかけ作りもしています。
ご興味ありましたらお試しカウンセリングでご相談くださいね♪